タイトルのカタカナ率。
早いもので人生初の異動、サーバサイドエンジニアからテクニカルアーティストへのジョブチェンジをして1ヶ月ちょっと経過しました。
テクニカルアーティストって言うと大体ハイパーメディアクリエイター(笑)って言われるんですけど、決してあやしいおしごとじゃなくて、ゲーム会社では前からある職種で、噛み砕くとイラスト描いたり3Dモデルを作ったりするいわゆるアーティストさんとエンジニアさんを繋ぐ人のことです。ざっくり。
tm8life.hateblo.jp
ここに書いた感じでクソゲーをつくるだけのお仕事(研修)を一ヶ月ほどやる予定だったんですが、カリキュラムというかぶん投げられた課題が2週間で終わってしまい、早く終わったわー現場投入まで余裕あるから予習し放題だぜうぇっへっへくらいのことを思ってました。
ところがどっこい世間はそんなに甘くなく、「もう終わったんだ早いねじゃあ開発案件きたらやろうか」とトントン拍子に事が進み、即座に開発支援ツールを求めているチームとのMTGに連行され、一旦は他の人のサポート受けながら開発とかかなーという予想も外れ、いきなり一人で戦場に送り出されました。
お、おう。やってやるですよ(震え声)
そんな感じで3つくらいツール開発を終えて今日に至ります。
異動前はチームのエンジニアリーダーとして、ざっと
- サーバのレポート確認、何かあれば調査
- 各種サービスの数字確認、何かあれば調査
- 大量のMTG
- 空き時間に問い合わせ対応、全チームメンバーのコードレビュー
- 組織全般のサポート、改善
- 24時間365日サービス監視アラート受け取り用の携帯を肌身離さず持って過ごす
みたいな生活をしていたので、殆ど実装だけしていればいい(しかも他のメンバーの面倒をみなくていい)という状態になかなか慣れません。
さらにアラートに反応する必要もないので、ぐっすり眠れるし土日平和だし最高な感じです。
そんなわけで業務内容が大きく変わったのですけど、不思議と考える部分はそんなに大きく変わってないように思い始めた最近。
具体的には、以前は直接話すことのない大量のユーザー様に対してサービスを提供するようなお仕事で、今は目に見えるところに開発者というユーザーがいて、その人たちにツールを提供するお仕事なので、距離の差や内容の差はあれど、ユーザーが使いやすいものを提供するという部分では共通しているので、実はこれまでやっていた仕事との差ってそんなに無いのかなと思ったりします。
なんだかんだサービス運用するのが好きだったので残念だなーと思ってたんですけど、そんなに落胆する必要もなく、寧ろ即座にフィードバックを受けられるので、以前よりもやりがいを感じやすいくらいの感じ。影響範囲は一気に縮小されるけれども。
ただ本来のテクニカルアーティストの役割はツール開発だけにはとどまらず、ワークフローまわりの整備だったり、広い意味でよりよいパフォーマンスを出すための問題解決だったりと、大変多岐に渡るので、これから考えるべきことは尽きなさそうな感じです。おおこわいこわい。
とりあえずは3Dを理解しないとお話にならないのでmayaをいじってるんですけど、昔からDCCツールとは謎の相性の悪さがあって、今日もオブジェクトが消えてUndoしても帰ってこなくなったり、突然落ちたりで全然捗らないので心が折れそうです。
早く3Dで眼鏡さんつくってUnityで操作したいでござる…。